MERS - コピー - コピー

 韓国で中東呼吸器症候群(MERS)の新たな感染確認が相次ぎ、拡大が続いている疑いが強まっている。「情勢は落ち着きつつある」と先週分析していた保健福祉省当局者は、24日には「何とも言えない」と楽観的な見通しを撤回した。

 当局はこれまでに1万4千人以上を隔離対象にしてきたが、対象者以外の感染が次々判明している。多数の人と接触した後で感染が判明した人もおり、拡大を止められるか予断を許さない状況は変わっていない。

 同省は19日に新たな感染確認者が出なかったことを強調していたが、その後の4日間で計13人の感染が分かった。

 このうち29歳の男性は、MERSの院内感染が起きた病院に父親の看病のため出入りしていたが、父親が感染者でなかったため隔離対象にはならず、23日になって感染が確認された。男性の感染経路は不明だ。(共同)
http://www.sankei.com/world/news/150625/wor1506250019-n1.html