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(CNN) 米空軍のデービッド・ゴールドフェイン副参謀総長(空軍大将)は24日までに、シリアなどでの過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の掃討戦の継続を考慮し、対地攻撃機A10を引退させる計画を見直す方針を明らかにした。

軍事問題関連メディアの「ディフェンス・ニュース」との会見で述べた。同ニュースの電子版によると、副参謀総長は同機の引退計画はISISの勢力伸長が顕著になる前に決められていたと述べた。

空軍参謀総長室はCNNの取材に同大将の発言内容を確認。別の米軍事問題関連メディア「ディフェンス・ワン」(電子版)はこれより前に、米国防総省当局者は今年2月に米議会へ送付する国防予算の要求額の中にA10引退計画は盛り込まないことを明らかにしたと報じていた。

米空軍は同機の役目を継ぐ機種として開発中のF35型機を当て込んでいたが、製造が遅れ、実戦経験もない不安材料を抱えている。低空での対地支援攻撃が可能なA10はこれまでシリアの他、イラクやアフガニスタンの戦闘任務に投入されている。

米空軍の航空機の中で低空や低速度での地上攻撃が可能な機種はA10だけとされ、ISIS掃討戦でこの戦術の重要性は一段と高まったともされる。特に接近戦で味方への損害を恐れて戦闘機の空爆支援を頼めない状況でのA10の性能への評価は高い。

同機は全天候での飛行が昼夜可能とされ、強力な30ミリのガトリング砲などの武器を搭載する。ISIS掃討の戦闘任務では昨年11月、これも対地攻撃機に改造されたAC130輸送機と共に出動し、ISISの燃料輸送トラック116台を破壊する戦果を上げたとされる。
http://www.cnn.co.jp/usa/35076700.html

地上部隊にとって頼もしい機種